歯周病は日本で広く蔓延しているお口の中の感染症で、日本の成人の約8割がかかっているかその予備軍だと言われています。また、歯を失う原因の第1位でもある怖い病気です。初期段階では自覚症状はありませんが、自然治癒することはなく放置すると進行していくのが特徴です。
気になる症状がありましたら、なるべく早く阪急宝塚線「服部天神駅」から徒歩10分、大阪府豊中市の歯医者「沢田歯科医院」にご相談ください。
お口の中の歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、進行すると歯を支える歯ぐきや顎の骨の組織を破壊していきます。歯周病は放っておくと歯が抜け落ちてしまう病気です。お口の中だけの病気と思われがちですが、糖尿病や心疾患などの重篤な全身疾患につながるともいわれており、悪化させる前にしっかりと治す必要があります。
初期段階の歯周病で、歯ぐきに炎症が起こっている状態です。ブラッシングの際に出血することがあります。
歯周ポケットの深さ約3mm
歯ぐきだけでなく歯を支える組織や顎の骨が溶け始めた状態です。ブラッシング時に出血があり、歯ぐきが腫れ、冷たい物がしみるなどの症状が現れます。
歯周ポケットの深さ約4mm
歯を支える顎の骨が半分程度溶けてしまい、歯を指でさわるとグラつく状態です。歯ぐきの腫れや出血だけでなく、歯が浮く感じがあり、口臭がきつくなります。
歯周ポケットの深さ約6mm
歯を支える顎の骨の大部分が溶けてしまった状態です。歯ぐきが下がり歯が長くなったように見え、歯がグラつき、膿が出て痛みや口臭がさらにきつくなります。歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周ポケットの深さ約8mm
進行するにつれ、歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)が深くなる歯周病。「プローブ」という専用器具を使い、歯周ポケットの深さを測り、進行度合いを確認します。
歯周病が進行すると、歯を支える顎の骨が溶け出すので歯がグラつきます。ピンセットのような器具で歯をつまみ、揺度(グラつき度合い)を検査します。
レントゲン撮影により顎の骨の形状や状態、骨密度を検査し、歯周病の進行度合いを確認します。
ごく初期の歯周病なら、正しいブラッシングを続けることで自然治癒が期待できます。口腔内の状況は一人ひとり異なるため、当院では歯ブラシの持ち方、当て方、動かし方など患者様に最適なブラッシング方法を丁寧に指導させていただきます。
適用症状歯肉炎・軽度歯周炎
「スケーラー」という専用器具で通常のブラッシングでは落としきれないプラークや歯石を除去します。歯石がなくなると冷たい物がしみることがありますが心配いりません。
適用症状歯肉炎・軽度歯周炎
「キュレット」という専用器具でスケーリングでは落としきれない歯ぐきの深い部分のプラークや歯石を落とします。仕上げに歯の表面をなめらかにして汚れの再付着を防ぎます。
適用症状中等度歯周炎
歯ぐきに局所麻酔を施してから、歯周ポケットの奥深くにたまったプラークや歯石を除去し、歯周病に感染した歯ぐきの一部を取り除く外科処置です。
適用症状軽度歯周炎~中等度歯周炎
局所麻酔後、歯肉を切開し、歯根を露出してからこびりついているプラークや歯石を取り除き、感染した歯肉の組織も除去します。処置後は歯肉を縫合します。
適用症状中等度歯周炎~重度歯周炎
歯周病で破壊された歯周組織の再生を促す治療法です。使用する薬剤や方法によりさまざま種類(エムドゲイン、GTR法など)の治療法があります。
適用症状重度歯周炎