小さなお子様のお口の健康を守れるのはご両親です。お子様のお口の状態は、乳歯の時期だけでなく永久歯に生え替わってからのお口の健康にも大きく左右します。阪急宝塚線「服部天神駅」から徒歩10分、大阪府豊中市の歯医者「沢田歯科医院」では小児歯科の重要性をふまえ、お子様のお口の健康を守るサポートを行っています。
乳歯は永久歯に比べ、歯質が弱く、歯の表面のエナメル質も薄いので虫歯になりやすい歯です。また歯の表面のカルシウムやミネラルを取り込む「再石灰化」の能力が低く、いったん虫歯になると進行が早いのも特徴です。そのため、とくに乳歯の場合は、虫歯の治療よりも未然に防ぐ「予防」という考え方が重要です。
虫歯は、お口の中の虫歯菌が食べかすなどに含まれる糖分を分解し「酸」を出し、この「酸」が歯を溶かす病気です。そのため丁寧にブラッシングしてお口の中をきれいにすることが、虫歯予防の基本となります。
しかし、お口の汚れをしっかり落とすのは大人でも簡単なことではありません。小さなお子様ならなおさら難しいので、ご両親の「仕上げみがき」は欠かせません。小学校低学年くらいまでは、1日1回はしっかり「仕上げみがき」をしてあげましょう。夕食後や就寝前を親子の触れ合いの時間として、ブラッシングを楽しい習慣にすることをおすすめします。
お口の中に糖分があると口腔内の細菌が「酸」を出し続け、お口の中が「酸性」に傾き歯の表面のミネラル分が溶かされる「脱灰」が起こります。しばらくすると唾液の作用によって「酸性」が中和され、溶かされた歯の成分が「再石灰化」し、歯に戻ります。
つまり、いつもだらだら食べているとお口の中は虫歯になりやすい環境に保たれてしまうのです。そのため、食事やおやつは時間を決めて規則正しく摂ることが大切です。食事やおやつを食べる時間をきちんと決め、お口がきれいな時間を増やし、歯が再石灰化できる時間を設けるようにしましょう。
お子様には歯医者さんに慣れてもらうことが必要です。もし最初の通院が歯を削ったりする「虫歯の治療」では、お子様が歯医者さんに苦手意識を持ってしまっても不思議ではありません。まずは定期検診で歯科医院に通ってみましょう。検診や虫歯予防の処置は痛みをともないません。楽しくしっかり予防できれば、歯の健康を守ることは難しいことではなくなるはずです。
当院ではお子様のお口の健康を守るためのさまざまなサポートを行っています。お子様にもご両親にもわかりやすく丁寧な説明を心がけていますので、小児歯科についてのご質問がありましたら、何でもお気軽にお問い合わせください。